MENU

バイリンガルベイビーを育てる3つの秘訣|0歳から始めるやさしいおうち英語入門

「うちの子にも英語を話せる力を身につけてほしい」
そう感じたことはありませんか?実は、0〜3歳の時期は言葉の吸収力がぐんと高まるゴールデンタイムと呼ばれています。本記事では、最新の言語発達研究をもとに、バイリンガル ベイビーを育てるための知識と、おうちで今すぐ始められる実践のコツをわかりやすくご紹介します。さらに、行動に移しやすいサポートサービスもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

バイリンガル ベイビーとは?|定義・効果・現在地

バイリンガルって、どんな存在?

かつて「バイリンガル」とは、どちらの言語もネイティブ並みに話せる人だけを指していました。
しかし今では、その定義はぐっと広がっています。
日常生活で2つ以上の言語を使い分ける人たち、つまり「必要に応じて言語を切り替えられる人」もバイリンガルとみなされるようになりました。

現在の研究では、バイリンガルには次のような分類があります

  • 同時バイリンガル(2L1):赤ちゃんのときから2言語に触れて育つタイプ
  • 連続バイリンガル:幼少期に2つ目の言語を習得し始めたタイプ
  • 均衡型バイリンガル:2言語をバランスよく話せる人
  • 偏重型バイリンガル:どちらかが優勢な人

つまり「バイリンガル=完璧に2言語を操る人」ではなく、生活の中で必要に応じて使い分ける人というのが今の考え方です。

バイリンガルは「2人分のモノリンガル」ではありません。
2言語を柔軟に切り替えて、異なる場面で活用できる力が本質なんです。

バイリンガルベイビーの脳に起きていること

2つの言語を日常的に使う子どもたちの脳では、情報を選び、切り替える能力が刺激されます。
たとえば、こんな力が育つ可能性があります

  • 注意をすばやく切り替える
  • 関係のない情報をうまく無視する
  • 柔軟に考える、創造的に解決する

もちろん、すべての子が必ずそうなるとは言えません。
ですが、バイリンガル環境で育つことが、こうした能力の土台になるという研究結果が存在しています。

一方で、語彙(知っている単語の数)が一つの言語だけを見ると少なく見える場合があります。
ただし、両方の言語をあわせた「概念語彙」はモノリンガルと変わらないか、むしろ多いこともあるんです。

言葉の数ではなく、「どう理解して使っているか」が重要です。
焦らず全体像で見てあげましょう。

メリットと、ちょっと気をつけたいこと

バイリンガル ベイビーのメリットは?

  • 実行機能が刺激される(集中・切替・記憶など)
  • 多文化理解力が育ちやすい
  • 将来、言語習得がラクになる可能性がある

一方で気をつけたいことは?

  • 各言語の語彙サイズが一見少なく見える
  • 発語(言葉の出始め)が少し遅いと感じる場合も
  • セミリンガル化(どちらも中途半端)のリスク

セミリンガルとは、2言語ともに思考や表現に必要なレベルに届かない状態のこと。
感情表現がうまくいかず、フラストレーションを感じやすくなる可能性があります。

このリスクを避けるために大切なのは、子どもにとって安心できる言語(=母語)の発達もきちんと大切にする姿勢です。

無理に英語だけを強化するのではなく、母語をしっかり育てることで、第二言語もよりスムーズに伸びていきますよ。

バイリンガル育児、実は孤独じゃない?

バイリンガル子育てをしている家庭は、日本ではまだ少数派かもしれません。こんな悩みの声があがっています

  • 身近に同じような家庭がいなくて孤立感がある
  • 園や学校で少数言語を話す場がなく、自信を持ちにくい
  • 正しい方法か不安で、情報が足りないと感じる

とくに多いのが「家庭でどのように言語を使い分ければいいのか分からない」という声。
親の中でも「うちのやり方で合ってるのかな…?」と不安を感じる人が多いのが現状です。

こうした課題への対策として、次のような活動が少しずつ広がっています

  • バイリンガル家庭同士の交流イベント
  • 地域の多言語読み聞かせ会
  • 無料の育児相談窓口

相談できる場があると、親の不安はグッと減ります。
1人で抱え込まないで、少しだけ外の力も借りてみましょう。

今の保護者はどう感じているの?

近年の調査では、「就学前から英語に触れさせたい」と考える保護者が増えています。

例えば、あるアンケート調査によると次のような結果となりました。

  • 6割以上の親が「早期英語教育は必要」と回答
  • 実際に取り組んでいる家庭は約24%

つまり、「必要だとは思うけど、どう始めればいいか分からない」と考える親が多いということです。

また、小学校での英語必修化に対しても、

  • 「授業についていけるか不安」
  • 「周囲と差がつかないか心配」

といった声があり、だからこそ「今のうちに家庭で何か始めておきたい」という意識が強まっています。

以前は「英語は学校から」と考える人が多かったですが、今は「幼児期こそ大事」と考える流れが定着しつつありますね。

まとめ:最初の一歩は、家庭のなかから

バイリンガル ベイビーを育てることは、難しく聞こえるかもしれません。
でも、正しい理解と無理のないやり方があれば、誰にでも始められます。

完璧を目指す必要はありません。まずは1日5分でも、おうちの中で英語の絵本を開いてみるところから。
次の章では、そんな赤ちゃん期〜幼児期の言語発達にぴったりなタイミングと関わり方について、さらに詳しくお話ししていきます。

0〜3歳の脳とことば|臨界期に必要な五つの刺激環境

言葉の黄金期っていつ?0〜3歳は脳が最も伸びる時期

生まれてから3歳までのあいだ、赤ちゃんの脳は言語の吸収に最適な「臨界期」を迎えます。
この時期の脳は、まるでスポンジのよう。
周囲の音やリズム、イントネーションに強く反応し、言葉の土台となる神経ネットワークがどんどん作られていきます。

とくに注目されているのが音の聞き分け能力。
生後6か月ごろまでは、世界中の言語の音を聞き分けられるとされていますが、1歳を迎えるころには母語に最適化され、ほかの言語の音を聞き分けるのが難しくなる傾向があるのです。

ところが、二言語環境にいる赤ちゃんは、その音の窓が長く開いたままになることがあり、複数言語の音に慣れやすくなると言われています。

また、文法(統語)の吸収力が高まるのは18〜36か月ごろとされ、ここで豊富な言語インプットがあると、文法のルールもスムーズに吸収しやすくなるようです。

0〜3歳のあいだに浴びる言葉のシャワーは、のちの語学力の土台になります。まずは量を気にせず、楽しくたくさん聞かせてあげましょう。

早期の二言語は大丈夫?安全性が気になる方へ

「赤ちゃんに早くから2つの言語を聞かせても、本当に問題ないの?」
多くの親が最初に抱く不安かもしれません。でも、実はこの問いには心強いデータがそろっています。

例えば、

  • 1語目・2語目の出現時期はモノリンガルの子と変わらない
  • 2言語あわせた語彙数は、単一言語の子どもとほぼ同等
  • 二言語環境にいること自体が、言語遅れの原因になることはない

という見解が明らかになっています。

ただし、一方の言語のインプットが少ない場合、習得のペースがゆるやかに見えることもあります。
このときに「遅れてる」と決めつけてしまうのは、もったいない判断になりかねません。

また、2歳児でも相手に応じて日本語と英語を切り替える例もあり、使い分けの力は意外と早くから芽生えることもあるのです。

幼児が2言語を混ぜて話すのはごく自然なプロセス。
焦らず、その子のペースを大事にして見守る姿勢が何より大切です。

語彙力アップの鍵は、親子のやりとりにあり

子どもが新しい言葉を覚えるスピードには、親との関わり方が大きく影響ていることがわかっています。
ただ聞かせるだけではなく、双方向のコミュニケーションがあるかどうかがポイントです。

語彙の伸びに効果的な親の関わりには、次の3つがあります

  1. 話しかけの量(どれだけ日常的に言葉を浴びているか)
  2. 言葉の質(語彙の多さ、文のバリエーション)
  3. 子どもへの反応の早さ(子の興味にすばやく応じる)

たとえば、「ボール」を見て「あっ!」と指差した子に対し、「そうだね、ボールだね!」と即座に返す
こうしたやりとりが、語彙習得をグンと加速させてくれます。

読み聞かせの時間に、途中で「これは何かな?」と質問してみるのもおすすめです。双方向のやりとりが、記憶に残りやすいのです。

二言語ミックスは問題ない?自然な現象として理解しよう

「英語と日本語が混ざって話すのって、よくないこと?」と心配になる方も多いでしょう。でもご安心ください。

幼児のコードミックス(二言語の混在)は正常な言語発達の一部です。
実際、成長とともに相手や場面に応じて、使い分けができるようになっていくことが多く報告されています。

混ざって話してしまうときも、無理に訂正する必要はありません。
「今日は英語で話してみようか?」とやさしく誘導する程度で十分です。

また、場面ごとに言語を決める(例:お風呂タイムは英語、食事は日本語)と、子ども自身も区別しやすくなります。

言語が混ざる時期は、一時的なもの。
混ざるからこそ、どちらの言葉もちゃんと脳に根づいている証とも言えます。

世界の子どもたちも、二言語で育っている

実は、日本以外でも複数言語に囲まれて育つ子どもはたくさんいます
国際比較のデータによれば、バイリンガルの赤ちゃんとモノリンガルの赤ちゃんでは、喃語・一語文・二語文の出現月齢に大きな違いはないとされています。

つまり、

  • 言語発達の「タイミング」は、どの国の子もおおむね共通
  • ただし、言語の伸び方や使用頻度は、環境やインプットの質によって異なる

ということです。

また、多言語環境でも、母語と第二言語の両方をバランスよく学ぶと、学業面にも良い影響があるというデータもあります。

世界中でバイリンガルに育つ子どもたちは珍しくありません。
大切なのは、その子に合った環境を整えることなんです。

まとめ|今だからこそ届く言葉がある

0〜3歳の脳は、言語を吸収する準備がしっかりできています。この大切な時期に、親子で楽しく、たっぷりと言葉を届けることが未来の力につながります。

次の章では、いよいよ具体的なおうち英語の実践方法について、教材選びや生活への取り入れ方をわかりやすくご紹介していきます。今日から始められる工夫、たっぷりご用意していますので、ぜひ楽しみに読み進めてください。

おうち英語実践術|毎日続ける仕組みとおすすめ教材の選び方

英語絵本を選ぶときの5つのポイント

おうち英語を始めるとき、最初に迷うのが絵本の選び方
英語が得意でない親御さんでも安心して取り組めるように、次の5つのポイントを意識すると選びやすくなります。

  1. シンプルで直感的に理解しやすい絵本を選ぶ
     大きなイラストと1ページに1〜2行程度の短い文章。これだけでも子どもの集中力はグッと高まります。
  2. フレーズやリズムが繰り返される構成にする
     同じ表現が何度も出てくる絵本は、予測ができて子どもも参加しやすくなります。
  3. 日常生活にリンクする内容を選ぶ
     たとえば「お風呂」「食事」「着替え」など、日々の生活シーンとつながる表現は、実際の場面で使いやすく記憶に残りやすいです。
  4. 子どもが興味を持つテーマであること
     乗り物、動物、食べ物など、子どもがワクワクする題材なら自然と夢中になれます。
  5. 五感を刺激する仕掛けがあるとより効果的
     めくる・触る・音が鳴るなど、インタラクティブな要素がある絵本は、集中力が続きやすく学びも深まります。

最初から完璧を目指す必要はありません。
親子で「これ好きだね」と思える本に出会えたら、それが最高のスタートです。

歌あそびで英語のリズムを自然に身につける

赤ちゃんが言葉を覚える前に大事なのが、リズムやイントネーションに慣れること
その点で、英語の童謡や手遊び歌は最適な入り口になります。

とくに効果的とされるのがこちらの3つ

  • 手遊び歌(Pat-a-cake、Itsy Bitsy Spiderなど)
     リズムに合わせて体を動かすことで、音のパターンを身体で覚える感覚が育ちます。
  • ビートに乗って遊ぶリズム歌(Humpty Dumpty など)
     膝に乗せて揺れたり、足踏みしたりすることで、テンポに合わせた反応ができるようになります。
  • 韻を踏むリズム詩(One, Two, Buckle My Shoe など)
     語尾の音に注意を向ける習慣がつき、音韻意識の育成につながります。

英語の習得は音感から始まります。
親が上手に歌えなくても大丈夫。一緒に楽しむ気持ちがいちばん大事です。

紙の絵本とデジタル教材、どっちがいいの?

最近はタブレットを使った英語教材も増えましたが、幼児期に関しては、紙の絵本が優勢という研究結果もあります。

なぜなら紙の絵本は…

  • 親子の会話が自然に生まれやすい
  • 物語に集中しやすく、注意が散りにくい
  • 子どもの発話の量が増える傾向がある

一方、デジタル教材にも良さはあります。
読み上げ機能やインタラクティブなクイズ機能が付いていれば、親がそばで関わることで効果は高まると言われています。

要は、紙でもデジタルでも「親子で一緒に取り組む」ことがポイントなのです。

タブレットでも、ただ見せるだけではなく一緒に声を出す、反応することで学習効果はグンと上がります。

毎日の生活のなかに英語を溶け込ませよう

おうち英語を成功させるには、特別な時間を作るのではなく、生活の流れに英語を乗せることがコツです。
忙しい家庭でも取り入れやすい、シンプルなフレーズをいくつかご紹介します。

  • 【朝のあいさつ】
     Good morning! / Did you sleep well?
  • 【着替え】
     Let’s get dressed. / Put on your socks.
  • 【朝食】
     Do you want some juice? / Yummy!
  • 【お出かけ】
     Are you ready? / Let’s go!
  • 【遊び時間】
     Let’s play! / Throw the ball.
  • 【お風呂・寝かしつけ】
     Bath time! / Good night, sleep tight.

これらを毎日、決まった場面で使い続けることで、子どもは自然に意味と音が結びつくようになります。

最初は親が恥ずかしいと思うかもしれませんが、子どもはすぐに慣れます。習慣化すれば、英語が当たり前の言葉になりますよ。

1日15分の英語ルーティン、続けるコツは?

英語に触れる時間は、短くても毎日続けることが大事です。
目安として「1日15分ルール」がよく知られていますが、必ずしも15分きっちりでなくてOK。
大切なのは、完璧を目指さないことです。

続いている家庭の共通点は?

  • 忙しい日は5分でもよしと割り切る
  • 親子で歌う・読む・遊ぶなど楽しい形で英語に触れる
  • ときには思い切って「今日はお休み」もアリという柔軟さ

また、「絵本1冊読めたらOK」や「好きな曲を1回だけ聞く」など、小さな目標を積み重ねることが継続の秘訣です。

「細く長く」が合言葉。たとえ毎日でなくても、英語が“切れずに続いている”状態が理想です。

まとめ|おうち英語は、無理せず楽しむことが成功の鍵

おうち英語の成功は、教材選びよりも親の関わり方にかかっています。
紙の絵本でも歌でもアプリでも、親子で一緒に楽しむことが一番の学びになります。

次の章では、子どもの年齢ごとに起こりやすい壁やつまずきポイント、そしてそれらを乗り越えるライフハックをたっぷりご紹介します。
おうち英語をもっとうまく回すヒントが満載ですので、ぜひ読み進めてみてくださいね。

年齢別ハードルと解決のヒント|0〜6歳のおうち英語ライフハック集

0〜2歳の英語イヤイヤはどう受け止める?

おうち英語を続けていると、赤ちゃんが突然、英語に対して反応が鈍くなることがあります。
これは拒否ではなく、単なる快適な言語選びにすぎないケースが多いです。

この時期の子どもは、まだ言語の区別が発達段階にあり、「わかりやすい言葉=よく使う言葉=安心する言葉」を選んで反応します。
たいていの場合は日本語です。

大事なのは、無理に英語で返させようとしないこと
親は一方的に英語で話しかけながら、子どもがどの言語で答えても受け止めてあげてOKです。

また、歌や遊びなどのアクティビティを通じて、英語へのポジティブな印象を自然に育てていくことが大切です。

0〜2歳は「聞くこと」「楽しい体験を積むこと」が優先。
発話はあとから自然とついてきますよ

3〜6歳の英語イヤは「必要」と「誇り」で乗り越える

3歳を過ぎると、子どもは周囲との比較や評価を意識し始めます。
幼稚園や保育園など、日本語が主流の環境に入ることで、英語を使いたがらなくなることも。

この年齢でのイヤイヤには、次の2つのアプローチが効果的です。

  1. 必要性(Need)を感じさせる
     たとえば、英語しか話さない人と遊ぶ、英語イベントに参加するなど、英語じゃないと通じない場面を意図的に作ることで、子どもは英語を使う必然性を感じます。
  2. 誇り(Pride)を育てる
     家族やお友達から「英語すごいね!」と褒められることで、少数言語に対して自信と誇りを持てるようになります無理に披露させるのではなく、自然なかたちで褒めてあげましょう。

英語が恥ずかしいものにならないように、大人の接し方がとても大切。自信を持てる場面を少しずつ増やしていきましょう。

言語バランスを整える|弱点補強の成功事例から学ぶ

バイリンガル子育てでは、どうしてもどちらかの言語が優勢になることがあります。
これ自体は自然なことですが、放っておくとセミリンガル(どちらも中途半端)状態になってしまう可能性も。

そこで効果的なのが、弱い方の言語に一時的にフォーカスを当てる戦略です。

たとえば、日本語の力が弱くなってきたと感じたら、数か月間は日本語の絵本を多めに読んだり、日本語日記を取り入れたりする。
それと同時に、英語の接触も完全には断たないように気をつけます。

また、英語に苦手意識を持ち始めた子には、成功体験を重ねることがカギになります。
やさしい英語のオンライン会話で「伝わった!」という感覚を持たせたり、家庭で一緒に発音ゲームで盛り上がるのもおすすめです。

一時的に片方が強くなってもOK。
バランスは「その都度整える」もので、1回で完成させるものではありません。

家庭の外にもヒントがいっぱい|英語リソース活用の実態

おうち英語を続ける家庭の多くは、家庭外のリソースもうまく活用しています。

具体的には以下のような方法があります。

  • 英語イベントや絵本の読み聞かせ会に参加する
  • 英語アプリや動画配信を親子で一緒に楽しむ
  • オンラインで海外の子どもと遊ぶイベントに参加する
  • 地域の図書館で英語の絵本を借りる

特別な教室に通わなくても、日常のなかに「英語が使える場」をちょっとだけ増やすことが効果的です。

「うちは教室に通っていないから不安…」と思わなくて大丈夫。
家の外にも使えるヒントはたくさんありますよ。

就学前のバイリンガルは学校でどう見られている?

「うちの子、ちゃんと小学校に馴染めるかな…?」という心配もあるかもしれません。
でも実際には、就学前から二言語を使える子どもは、学校でも好影響を与えているという声が多くあります。

たとえば、

  • 授業の切り替えがスムーズで集中力が高い
  • 相手の話をよく聞ける、他者理解力がある
  • 新しいことに柔軟に対応できる

など、社会的・認知的な面での適応が良いと感じる教師も多くいます。

ただし、入学当初は日本語での読み書きに少し苦労する場面もあるようです。
そうしたときは、家庭と学校が連携して今ある力を活かす支援をしていくことが大切です。

バイリンガルの子は、クラスの中で違いをもたらす存在。
それを強みに変えるサポートを、大人がしてあげたいですね。

よくあるつまずきパターンとその回避法

バイリンガル育児でありがちなつまずきには、大きく分けて次の3つがあります。

  1. 途中でやめてしまう(継続断念)
     → 目標を小さく設定する。毎日じゃなくても「細く長く」が成功のカギ。
  2. 子どもが英語を嫌いになる(拒否反応)
     → 無理強いせず、成功体験やほめポイントを見つけて自信につなげる。
  3. どちらの言語も中途半端になる(セミリンガル化)
     → 母語をしっかり育ててから第二言語を重ねる。焦らず、段階を踏むことが大切です。

英語育児は毎日やるマラソンではなく歩いたり走ったりしながら続けるハイキング。休みながらでも、やめないことがいちばん大事です。

まとめ|おうち英語の悩みは「前提が変わる時期」に出やすい

0〜6歳は、言語・感情・社会性すべての発達が大きく変化する時期です。
悩みが出てくるのは、成長の証でもあります。

大切なのは、その悩みを「失敗」ととらえず、「次のステップに進むサイン」として受け止めること。

次の章では、こうした家庭の実践を後押しする、信頼できるおうち英語サービスをいくつかご紹介していきます。
自分に合ったスタイルで一歩踏み出せるヒントをお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

次の一歩を応援するおうち英語サポートサービスのご紹介

この記事を読んで、「自分たちもおうち英語を始めてみようかな」と感じた方も多いかもしれません。

ここでは、そんな方のために、親子で無理なく楽しめるサービスを3つだけ厳選してご紹介します。
どれも家庭のペースで英語にふれられる工夫が詰まったものばかりですので、ぜひチェックしてみてください。

このサービスを使ってください、という話ではありません。
ご家庭に合う方法を探すヒントのひとつになれば嬉しいです。

英語絵本と歌あそびを毎月お届け【Baby English Labo】

0〜2歳向けにぴったりの英語絵本と遊び素材を、6か月間、毎月おうちに届けてくれる定期便です。
しかけ絵本や手遊び動画も含まれていて、英語が苦手なママ・パパでも自然に楽しめる内容になっています。

  • 世界中で人気の絵本をボードブック仕様でセレクト
  • 専用サイトで遊び方をサポート
  • 月額換算で約4,400円・提出物ナシのゆるやかスタイル

詳細は以下をクリックして公式サイトから確認してみてくださいね(PR)

留学生や帰国子女が訪問サポート【Eシッター】

4歳から利用できる、英語家庭教師×ベビーシッターのハイブリッド型サービス
東京近郊エリア限定ですが、優秀な留学生たちがご家庭を訪問し、遊び・学び・対話をマンツーマンでサポートしてくれます。

  • ロールモデルとして親しみやすいお姉さん・お兄さんが担当
  • 英語STEAM教育や宿題サポートにも対応
  • 安心して預けられる細やかなプロフィール情報つき

詳細は以下をクリックして公式サイトから確認してみてくださいね(PR)

タブレット学習で毎日の英語を習慣に【スマイルゼミ】

幼児・小学生向けの通信教育サービス。専用タブレットで、ひらがな・数・英語などの基礎学習がすべて1台にまとまっているのが特徴です。

  • 英語も含めて教科書準拠で標準配信
  • 繰り返し楽しく取り組める無学年学習[コアトレ]機能あり
  • 2週間お試し&全額返金保証制度あり

詳細は以下をクリックして公式サイトから確認してみてくださいね(PR)

免責事項

本記事は教育・育児に関する一般的な情報を提供することを目的に執筆しております。最終的な判断は必ずご家庭ごとの状況や公式サイトなどの一次情報をご確認のうえで行ってください。本記事を利用したことによるいかなる損害についても、当方は責任を負いかねます。また、本記事には一部広告を含みますが、内容は中立的な立場から構成しています。

ご家族にとって心地よい選択を見つけていただけるよう、心より応援しております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次